2025/04/12

2階リビングのメリットとデメリット

一般的にはリビングと言うと1階でイメージされる方が多いですが敷地条件や要望によっては2階リビングの方が向いているケースもございます。

今回は2階リビングにした場合のメリットとデメリット、デメリットの対策などをご紹介したいと思います。

 

2階リビングのメリット

・明るさを確保しやすい

1階リビングに比べて高い位置にくる2階リビングは採光性、風通しがよくなります。

隣家との離れをとる事が難しい住宅密集地でも明るさを確保しやすいのが大きな魅力です。

隣家との離れの距離が短くても明るさを確保できるので1階リビングに比べて条件が厳しくてもプランする事が可能なので土地の選択肢も広くなります。

 

・プライバシーを確保しやすい

外から見えづらくなる2階リビングはプライバシーほ確保がしやすいのでカーテンのない暮らし、などのプランがしやすいです。

 

・勾配天井、ロフトがつくれる

屋根裏空間を利用した勾配天井やロフトスペースをつくる事が出来ます。

天井の高いリビングは明るく開放的な空間になるのでより部屋が広く感じる効果があります。

 

・眺望を楽しめる

眺望のいい敷地の場合、2階リビングにする事でより景色を楽しむことができます。

 

・耐震性の高い間取りにしやすい

2階リビングの場合、1階に部屋数が多くなるプランとなるケースが多いので構造的に強い家になります。

地震の多い日本では耐震性に優れた間取りは大きなメリットとなります。

 

・外構費用を抑えやすい

目隠しフェンスなどをたてる必要がなくシンプルなプランになる事の多い2階リビングは外構費用が抑えやすい傾向にあります。

 

2階リビングのデメリットと対策

・階段の上り下りが大変

2階リビングにした時に避けて通れないのが階段の上り下りの負担が増える事です。

足腰の不安のある人や重い荷物をもっての上り下りは大変です。

【対策】

対策としては傾斜の緩い階段にする、1階に荷物を置けるストックスペースを設けるなどが有効です。

 

・夏は暑くなりやすい

日当たりがいい反面、屋根や壁から伝わる熱が多い2階リビングは夏暑くなりやすくなります。

【対策】

断熱性能の高いサッシ、断熱材を使用する。

夏に直射日光の入らない形(庇を設けるなど)にすると暑さを軽減する事ができます。

 

・子供の帰宅が気付きにくくなる

1階に居室の来ることが多くなりリビングを通らず直接部屋に行くことが出来る為、

子供の帰宅に気づきにくくなります。

【対策】

玄関付近を吹き抜けとする。

リビングにスタディスペースを設け、子供が小さい内はリビングで学習させる。

 

まとめ

明るさやプライバシーが確保しやすく耐震性にも優れているなどメリットも多い2階リビング。

デメリットもありますが間取りで対策する事で負担を減らす事もできるのでメリット、デメリットをきちんと理解する事で後悔しないお家にすることも可能となります。

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